明かりの町小樽駅~観光の象徴、過去と現在が交差する駅

小樽 雪明かりの路を尋ねて


冬のイベント、小樽の「雪明かりの路」を体験するためにJRで小樽を訪れました。

小樽駅がとてもきれいになっていたので、びっくりしました。
札幌から近いので一年に何度も車で小樽を訪問していたのですが駅には用事がなかったので中に入る機会がありませんでした。
一年半ぐらいの改築工事を経て2012年に小樽駅がリニューアルオープンしたそうです。

以前の小樽駅(多分、今から20年程前)はそれほど特徴のある印象がありませんでした。
駅として機能的でシンプルな構造だったように思います。
今回訪れてみて、とても観光を意識した駅になっていました。

小樽に灯るランプの風景

ガラスの街小樽が全面にイメージされていました。

小樽駅のホームに降りて、真っ先に目につくのは「ランプ」です。

街灯のように灯されたランプがホームのいたるところにありました。

ホームのランプは日中も明かりが灯っています。改札口に入り、正面と改札口側にはたくさんのランプがディスプレイされています。

本当にきれいです。

ランプの明かりは電球ですが優しくて癒される光でした。
昔のように油に火を灯すランプの灯りなら安全性やメンテナンスが大変ですから当然ですよね。
この、駅のイメージは、そのまま「雪あかり」のイメージにつながり余韻にひたることができました。

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小樽の観光スポットは本物のアレを使っている


小樽は元々漁業や海運で栄えた町です。

ニシン漁で使うガラスの浮き玉の生産から発展した「北一硝子(がらす)」という会社や、観光客が手軽にガラスの加工を体験できる工房などもあります。

現在小樽で一番の観光スポットになっている「小樽運河」の街灯は本物のガス灯を使用しているそうです。

もうひとつ、駅の構内でひときわ目立つパン屋さんがありました。


このパン屋さんのお店のデザインが変わっているのですが、この模様なんだかわかりますか?

日本伝統紋様の一つで「麻の葉」という模様です。
着物の柄や千代紙でもよく見かける模様です。
江戸切子(きりこ)と呼ばれるガラス細工の模様でもよく使われています。
海外からの観光客が多い小樽駅ですから、日本の伝統美を意識したデザインになっているのかもしれません。
さすが、国際都市、小樽です!!

「麻の葉」の模様
京屋様で紹介されています。

うっかり鳴らしたくなる大きな鐘


駅の外には大きな鐘があり、うっかり気軽に鳴らしたら、予想外の大きな音が出て恥ずかしかったです。

この鐘は、昔電車が出発する際の合図として鳴らしていたそうです。
小樽駅の駅舎改築は耐震対策が主な目的だったそうです。
小樽駅は北海道最古の鉄筋鉄骨コンクリートの建物で、リニューアルされる以前の2006年に国の有形文化財に登録されているそうです。
新しくて古い、古くて新しい。

様々な時間が交差した小樽駅。

ぜひ、訪れてみてください。

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