雪あかりの路バックヤードツアー後編です。
小樽運河から徒歩移動して手宮線の会場のイベントの準備の様子です。
明るい時に見ると、雪が溶けたり破損している部分が目立ちます。
こちらでもボランティアで作業している方のお話をうかがったりしました。
この会場では海外の留学生の方が作業されていました。
若い方や海外の方のアイデアが生かされて、どんどんイベントが進化しているのだそうです。
雪あかりの路のイベントでは、札幌の雪まつりの雪像のように何か具体的な形の物をそっくりに作るというオブジェの作り方はしないのだそうです。
雪とキャンドルの灯りの暖かさを生かした素朴さを大切にしているようです。
具体的な雪像のような作品もありましたが、大半はハートや星形、バケツキャンドルの組み合わせなど。
特に、カップルさんが記念写真を撮影しやすいようにハートのモニュメントと撮影スペースが考えられていたようです。
夜のイベントの時には記念撮影の行列ができていましたよ。
途中にテントがあって、そこに数名の年配の方がバーベキューコンロを囲んでいました。
ここではイベントの時に男爵いもやお餅を焼いて来場者に振る舞うのだそうです。
それも無料で。
お餅は、お寺のお供え物だそうです(笑)。特に男爵が美味しくて、毎年人気なのだそうです。
こちらのバーベキューコーナーにいた方は、某有名ミュージシャンのお父様だそうで、地元では有名だとか。
とても、ノリのいい素敵なお父様でした。この情報はガイドさんからです。
次はキャンドル作りのテントブースを案内されます。
会場に飾られている実物はこんな感じです。
☆キャンドルの写真
風船にロウをつけたり、持ち上げたりしてキャンドルを作っていくそうです。
キャンドル作り体験は1000円だそうです。
キャンドルの周りに落ち葉など模様をつけることもできます。
このあと、一度雪あかりの路実行委員会の事務局に入ります。
中ではボランティアの人が休憩したり、燃え残ったキャンドルの黒い部分を削ってキャンドル作り用のロウに再利用する作業をしていました。
事務局の方のお話で、このイベントがボランティアで運営されていること、一時間でも自分が好きな時間に好きなだけ参加していいことなどが伝えられました。
この時、意外な展開になりました。
私達と一緒にツアーしていた本州のお兄さん達がボランティアに参加したいのでツアーを離脱すると申し出たのです。
確かに「このイベント、ボランティアで運営しているんですか?」とか、やたら感心してましたが。
まさかボランティアに参加するとは。それも、普通の本州的なおしゃれ防寒着で。短い革靴で。
彼らはレンタカーで小樽に来ていて、この後札幌の雪まつりを見に行くんだと言っていたのですが。
この後、雪明かりの路のイベントが開催された後の時間に再訪した時には彼らと出会うことはありませんでした。
もしかして、会場にいたかも知れませんが、暗くて人が多かったのでわかりませんでした。
ツアーの一行はガイドを入れて3人になりました。
この後、他のボランティアの方が雪で作る「バケツキャンドル」を実演してくれました。今度のメンバーはおそらく平均年齢70歳ぐらいでしょうか。
言葉も標準語ではなく、ちょっと懐かしい浜言葉でした。一分もかからず、簡単に完成します。でも、夜に明かりを灯すとバケツキャンドルはこんな感じにキレイです。
元の場所に戻って来ました。
ツアーの感想とアンケートを書いて終了です。
バックヤードツアーに参加して、ボランティアの人達とお話したり少し交流ができました。
ボランティアの人達は、いろんな人と交流できるのが楽しいのだそうです。
別ブログで掲載予定ですが、小樽は小樽運河存続の問題で市民運動をした地域です。
ボランティアなど自主的な市民運動が根づいている土地なのかもしれません。
「札幌の雪まつりみたいに派手じゃないけど、あったかい祭りでしょ?」
ガイドさんさんが言っていた言葉が納得できました。
興味と時間がありましたら、ぜひご参加ください。
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