小樽観光におすすめ。堺町通りにある、昔の風情を残すラーメン屋「利久亭」にふらりと立ち寄りました

小樽 堺町通りにあるラーメン屋さん「利久亭」


ラーメン利久亭(りきゅうてい)さんは小樽の堺町商店街にあります。

小樽はお寿司や海鮮丼など海産物の食事の人気がありますが、今回はあえてラーメンをご紹介します。

なぜ小樽でラーメンだったのか? 理由は寒かったからです。


状況説明を少しさせてください。
この日は「小樽 雪あかりの路」のイベントに参加予定でした。
イベントの時間は夕方16時から21時まで。
イベント前に15時から実施していたバックヤードツアーに参加したため体が冷えきってしまったのです。
バックヤードツアーについては、別ブログをご覧ください。
イベントに参加する前に体を暖めようと思い、数ある堺町商店街の飲食店の中からラーメン屋さんの「利久亭」さんを選びました。

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◎お店をのぞくと、まだお店はこみ合っていません。先客が一組。外国の家族連れのお客様でした。

メニューを見ると、真っ先に「利久麺」が目につきます。

「野菜と溶き卵を散らしています。少し辛いラーメンです。辛くしなくてもできます」
と書いてあります。

気になります・・・・・・・

でも、何味なのかが詳細は不明です。
写真で見る限りは塩味なのでしょうか。
そして、店名が利久亭だから「利久麺」なのでしょう。
ただ、このラーメンのヒントが無さすぎる。
でも、ここは面白そうなので利久ラーメンを注文するしかないでしょう。
安定感のある「札幌ラーメン」ではなく利久麺とギョウザを注文します。

すぐに他のお客様が入って来ました。やはり海外の方です。
お店の人は慣れた感じで応対しています。
すぐにオーダーできたようです。
年配のご夫婦が切り盛りしているお店ですが、やはり外国のお客様が多いんですね。
メニューには写真がついていますし、指差しオーダーで大丈夫です。

それほど待たずにラーメンとギョウザが運ばれてきました。見た目はこんなに感じです。

味は、薄味の塩でした。
溶き卵がメインの具材です。
にんじんやキクラゲほうれん草などが入っています。とてもあっさりしていました。食べ進めるにつれて辛くなります。
もしかしたら、かき混ぜてから食べた方がよかったのかもしれません。
丼の下の方に一味のような赤い粒が見えます。私はそれほど辛いものが得意ではないので、初めから辛くなくてちょうどよかったです。
ギョウザは皮が薄くて昔ながらの基本のギョウザでした。野菜は多め、あっさりと食べやすい味でした。
私達がもう少しで食べ終わる頃に一組お客さんが入ってきたのですが満席でした。
「もうすぐ食べ終わりますよ」と声をかけたのですが、店外に出てしまいました。
急いで食べて上着を抱えたままお会計をして、お店の方に「もう少し早く食べ終わればよかったんですけど、すみません」と伝えました。
上着を着て外に出ると、先ほどのお客さんが外で待っていました。
急いで食べて、よかったです。赤いのれんと赤いはたの利久亭。

利久麺のおかげで、かなり暖かくなりました。

お店の外に出て看板を見ると日本語以外の表記があります。やはり外国の方の来店を意識しているのですね。

お店が忙しくなかったら、なぜ利久亭という名前なのか伺いたかったのですが聞けませんでした。

後日調べてみると、2014年の小樽ジャーナルさんの記事に掲載されていました。
詳細はこちらです。

引用:小樽ジャーナル様より
http://otaru-journal.com/azumashii/master/index14.htm

ご主人は横浜の広東料理店で15年修行されていて、修行した先の店主と相談し、和風の名前が良いということになったそうです。
ご自分の名前から「利」の1字をとり、「利久亭」という店名にしたようです。
修行先のお店では、あっさり味のラーメンが人気だったということなので、利久亭さんもあっさり味。
あっさり味の集大成、自信作が「利久麺」なのでしょう。
利久亭さんは2008年からの営業なのですが、ラーメンが懐かしい味わいなのは横浜の広東料理店の伝統を受け継いでいるからなのでしょうか。
横浜と小樽は同じ港町。古き良き時代にちょっとタイムスリップした気分になりました。

小樽 「利久亭」

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