
箱根から富士山が見えるらしい………
私たちが箱根にやってきた目的は、富士山を見ること。
ネットの情報なんかで見ると、見られるスポットがあるらしい………
そんなぼんやりとした情報だけを頼りに、私たちの富士山探訪記は始まりました。
私たちが富士山を探しに向かったのは、お昼ご飯を終えた後のこと。
富士山も見たいし、温泉には入りたいという欲求を満たすため、温泉街を、ぶらぶらとする間もなく、お昼ご飯を終え、すぐに登山鉄道に乗り込みました。
グーグルマップで確認すると、登山鉄道に乗り継いで、ロープウェイに乗車する。
そう思っていました。
しかし!?
登山鉄道から次へ乗り換えなければならなかったのは、ケーブルカーでした。
んー…… 意外と山を登るのは、大変!
時速12キロで進むケーブルカーに揺られながら、えっちらおっちらと山を進んでいくこと10分ほど。
ようやく見えてきたロープウェイの入り口。
早雲山駅に到着
本来であれば、早雲山駅から大涌谷駅までロープウェイで一直線に進むことができるのですが、なにせいかんせん…………ちょうど、今の期間は設備点検とかで、早雲山と大涌谷を結ぶロープウェイは利用禁止になっているのです。
そこで、臨時に代行バスが早雲山駅から大涌谷駅まで人を運ぶとのことでした。
一体全体、どこに向かえば富士山を見ることができるのだろうか?
そんな疑問もあって、ロープウェイのお姉さんに富士山を見られるスポットをそれたなく訪ねてみると、意外な答えが返ってきました。
「今日は、朝方雪が降ったため、富士山を見ることはできません」
ガビーン!?
ここまで来たのに…………富士山が見られないですと!!
うーむ………
やっぱり、そう簡単にはお姿を見せてくれないのか?
どうやら、お姉さんがいうには……
晴れている日だと、ロープウェイで山頂まで行けば、見えることもあるそうだ。
これは、良い情報だ。
お姉さんのことを信じないわけではないが、ここで「はいそーですか」と手ぶらで帰るわけにはいかない。
もしかしたら、空が急に晴れて富士山が見られるかもしれない、そのわずかな希望を胸に、私たちは山頂を目指すことにしました。
早雲山からロープウェイでいくつかの駅から連なっていますが、早雲山駅から進み最初の駅、大涌谷駅が山の頂上のようです。
大涌谷まで、ロープウェイで向かうことができないため、ローカルバスで大涌谷を目指すことにしました。
ローカルバスは、早雲山駅を出て右折し、ずっと真っ直ぐに進んだあと、左にカーブした先にバス停があります。
富士山目当ての先客たちが、すでに列を作っていました。
うーむ………この人数、一台のバスに乗り込むことが本当にできるのだろうか?
寿司詰めになることを覚悟しました。
やがて、バスが到着すると、最初に乗り込んだ乗客を先頭に、次々とおしくら饅頭の要領でバスの後ろから詰められていく。
私たちは、列の最後の方に並んでいたため、出入り口付近で待機となったため、折りたたまれるような整理整頓はされずに済んでほっとしました。
バスに揺られること、10数分ほど………
早雲山を出発したローカルバスは、いよいよ大涌谷に到着です!
さぁ、富士山にお目にかかる時がやってきました。
ロープウェイのお姉さんは、富士山は見られないと言っていたけど、もしかしたら何らかのことが起こって、富士山を見ることができるかもしれない。
そんな期待に胸をときめかせるながら、山頂についた私たちはグーグルマップを開いて、富士山のある方角を確認しました。
うー……………
あ、
きっと、あれかな。
あれに違いないね。
遠くに、少しだけ見える雪の山を発見し、私たちは審議に迷いました。
………ところでさ。
二人共、本物の富士山を見たことがないので、どの山が本物の富士山なのかなどわかるはずもありません。
そこで、警備をしていた方に富士山は、アレですか?
と、訪ねてみました。
そうです。あの雪が少しだけ見えるのが富士山です。
今日は朝方雪が降ったので、富士山が見えないんです。
と、ロープウェイのお姉さんに言われたことと同じことを言われてしまいました。
うーん……
何らかのことも起きなかったし、奇跡もそれほど起きることもなかった…………
やっぱり、空は曇ったまま。
その時の写真が、こちらです。
せっかく大涌谷にやってきたので、名物の黒い玉子買って帰ります。
次回、リベンジです。
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